「歯科インプラントを科学する」
出版のご案内


この度、元東京医科歯科大学医用器材研究所教授の青木秀希博士が、歯科インプラントの骨結合様式、生体材料学や力学、さらには製造方法やCAD/CAMなどの幅広い範囲を理工学的視点から考察した世界でも類を見ない本を出版しました。
インプラントの問題点を歯に衣を着せずにズバリと書かれている臨床家必読の書です。

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本書の内容

まえがき(抜粋)
 歯科インプラントは、チタンのような生体不活性(化学的に安定)なインプラントとHAコーティングインプラントのような生体活性なものに分けられる。
 両者の骨形成速度や骨結合様式はまったく異なり、前者はオッセオインテグレーション、後者はバイオインテグレーションという言葉で説明され、基本的なシステムや術式など臨床的な取扱いも異なってくる。
 「インプラント材料は何でも同じ」では困るのである。

目次
第 1章:歯科インプラントは国が定めた基準をどうクリアしているか?
第 2章:歯科インプラントの素材はチタン・チタン合金で進歩はないのか?
第 3章:歯科インプラントの材料の種類は?
第 4章:歯科インプラントの過去、現在、未来
第 5章:オッセオインテグレーションとバイオインテグレーションの違いは?
第 6章:チタンインプラントを科学する(代表的な市販のチタンインプラントの紹介を含む)
第 7章:HAインプラントを科学する(代表的な市販のHAインプラントの紹介を含む)
第 8章:インプラントの破折の原因?
第 9章:骨補填材を科学する(代表的な市販骨補填材の紹介を含む)
第10章:顎骨の形状・寸法とシミュレーション(代表的なシミュレーションの紹介を含む)
第11章:研究開発と臨床試験(治験)
第12章:歯科インプラントはどのようにしてつくられるか?
第13章:歯科インプラント理工学とCAD/CAM(代表的なCAD/CAMの紹介を含む)

概要
1.薬事法から歯科インプラントの安全・安心や責任を説明している
2.生体材料学や生体力学
3.オッセオインテグレーションとバイオインテグレーション
4.歯科インプラントの過去、現在、未来
5.チタンインプラント、HAコーティングインプラント、骨補填材の科学
6.顎骨の寸法・形状とシミュレーション
7.研究開発(治験も含む)、製造方法、CAD/CAM
8.市販のインプラント体や骨補填材の紹介

B5版 オールカラー
上製本 500頁
定価 18,000円(税込)